| 『生活習慣を改善し、体を整え、絶好調から自己成長へ』 |
| 私がこの本にもっとも惹かれた点は、単なる健康維持にとどまらず、”絶好調”を目指して、 |
| パフォーマンスを最大化し、自己成長につなげられる点です。 |
| 自己洞察力を高め、予防の予防という先手を打つ感覚だと思いました。 |
| 本書内にある【脳にいい習慣=身体全身にいい習慣】という事実も実に興味深いです。 |
| 本書では、健康から絶好調にする習慣を6つ挙げています。睡眠、運動、食事、禁煙、節酒、 |
| ストレス解消、これを読み上げると、昔から常日頃から何となく言われており、いつでも |
| 誰でも出来そうで、当然、意識してやった方が良いと感じている人が多数かと思います。 |
| ところが、実際には行動に移せない、継続できない人が多いのではないでしょうか。 |
| 例えとして適切がどうか微妙かもしれませんが、職場から30秒で行かれる寮に住んでいるのに、 |
| なぜか寝坊して遅刻してしまうような感覚です。 |
| 私も一部は出来ていても、すべては継続実行できていません。 |
| これを可能にしてくれるのがこのブレインメンタル強化大全だと思います。 |
| 誰でもすぐに踏み出せるように、かみ砕いて簡単に実行できるメソッドがふんだんに盛り込まれて |
| います。しかもお金もかからないことばかりです。 |
| 科学的根拠と数字、樺沢先生自身の実践によるエビデンスがありますので、説得力があります。 |
| また、メリットとデメリット、両面からアプローチしているので動機付けにもなり、かつ、まずは |
| どうしたら良いかのTO DOも明確に分かりやすく書かれているので、読んだら実行せざるを得ない |
| 所まで深く落とし込まれているのが、素晴らしいと思いました。 |
| 私はこの本を通して、仕事術を高めるより、生活習慣改善力を高めることが優先であることに気づき |
| ました。まさに本書内にある【生活習慣を見直すこと=最強の仕事術】 |
| 思い起こせば、当時10代という若さにかまけて、不摂生をしていました。夜勤のコンビニ明けに |
| 部活の朝練に参加し、そのまま授業、午後は図書館で寝て、またアルバイトの繰り返しで、頭痛に悩 |
| まされた記憶があります。当然に、大学の成績も芳しくありませんでした(笑) |
| 会社員としても、朝早くから夜遅くまでがっつりと目一杯やった!と思っても、日報などを見て振り |
| 返ると、大したことをやっておらず、愕然とした場面が多々あります。 |
| あの手この手を使っても一向に残業時間が減らず、悪循環に陥り、睡眠時間も5時間程度が続いて |
| いました。 |
| 【6時間睡眠が2週間続くと徹夜と同じパフォーマンスに低下】という本書内の事実に唖然としました。 |
| 命の回数券を無駄にしていたと、今さらながらに気づき、一念発起しました。 |
| とにかくまずは一週間、「絶好調チャレンジ!!」を試みました。質の良い睡眠を7時間確保すること |
| に専念し、仕事が残っていても切り上げ、家に帰ってからも、お酒を控え、寝る90分前に食事や入浴 |
| を済ませ、スマホやテレビを観ないようにしました。 |
| 寝る前は家族とのコミュニケーションや読書を心掛けました。 |
| 睡眠がしっかりと取れていると、仕事で壁にぶち当たってもどうしたら出来るのかを考えられるよう |
| になり、逆に寝不足だと言い訳やその場限りの逃げ道を考えるようになるのを実感しました。 |
| そしたら、4日目くらいから、仕事が無駄なく次々と片付くようになり、以前では疲れて職場の人との |
| コミュニケーションが億劫なこともありましたが、これが少なくなり、人間関係も円滑になってきました。 |
| 頭が冴える時間も多くなり、イライラが減り、ポジィテブな感情が増えました。 |
| そして10日目にようやく、”絶好調”と言える状態になり、様々なことにチャレンジできる状態になりました。 |
| 絶好調が長続きするよう、今後も、生活習慣を見直しして心と身体を徹底的に整えることを決心しました。 |
| また、最近では、職場でも絶好調を目指そうと呼びかけています。無理をして遅くまで残業しても本末転倒 |
| になることを訴え、自分の周囲から、精神疾患を予防することはもちろん、健康を超えた絶好調な人を一人 |
| でも増やしていきたいと思います。 |
| 家庭内でも、妻と夜散歩をするようになり、運動+コミュニケーションをすることができ、いい事づくめです。 |
| 朝散歩も一緒にできればパーフェクトですが(笑) |
| 本書は、章始めに会話調で分かりやすくまとめらているだけでなく、絵や図がふんだんに盛り込まれており、 |
| 最後に一言復習までありますので、一目でわかり、まさに健康戦略事典で永久保存版と言えます。 |



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